集合住宅室内鉄骨階段
14階建ての、一部の部屋がメゾネット形式になっており、その階段を製作しました。住居部分は、シックな色合いで床がこげ茶色
 と壁の色が白で統一されています。 階段の手摺と、吹き抜け部分の手摺にはアクリル板の半乳色の4ミリ厚が使用されました。
  上りきったところに、窓があり、照明がなくても非常に明るい感じで、それをアクリル板を通し、ふんわりとした、明るい色が
 部屋中に広がります。吹き抜け部分の手摺の隙間は10センチ以内という条件でしたので、コーナー部分以外は、全て安全上の理由
 で全てアクリル板ははめ込まれています。
 
カイダンの踏板は、木製で、下地は鉄板です。通常はアングルなどで補強しますが、今回は、鉄板にじかに木板を乗せてビスで
 固定しているため、強度がましていつもより木板の厚みが若干薄い感じがします。
 
生活のだからこそ、シンプルなものが好まれると思います。生活だからこそ、安全なものが
 受け入れられます。吹き抜け部分やカイダン部分にはアクリル板があるため子供さんの転落
 などを防げます。
 多分、ここに住まわれる方は、きっと自分たちなりのライフスタイルを見つけ出して生活アイ
 テムのカイダンを上手に使って空間のツナガリの大切さをとらえてくれるでしょう。
 
 構造形式:鉄骨階段
 
 部 材:ささらプレート12ミリ、踏板下地:PL6,折り返しFB9*25
 
 取り付け方法:人力にて(3人2日、手摺アクリル取り付け後工事)
 
 製作期間:7日〜10日程度(図面作成期間は除く)
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